店長日記

ヴェネツィアンガーデンを巡って

2020年04月18日

中止となった4月22日からの日本橋三越ビーズフェスティバルの広告用(Webショップ)作品として提出したネックレスの、タイトルを変更するようにと要請がありました。
タイトルのイメージから作品を作るのは、思い入れの強い作品ほどそうで、タイトルは作品の一部です。


 三越においてビーズの表示は一律「ガラスビーズ」とすることになっており、ヴェネツィアンだけでなく、チェコ、ボヘミアンやスワロフスキーも不可であるとの、なんとロマンのないこと。
 タイトルからまるでヴェネツィアンビーズを使っているようなので(たっぷり使っています)変えるようにとのこと。


 なんて失礼な!3年半もの間、当の三越本店でヴェネツィアンビーズを主体にしたショップを営んできた弊社に対する言葉とは思えませんでした。また、著作物に対しての態度に横柄なものを感じ、もちろんタイトル変更は拒否、広告削除をお願いしました。出展辞退も考えました。
その後、後付けで書類を提出するよう求めてきたり、直接の担当ではなく、上司の方からの電話はいただいたのですが、催事においてはone of themで、それまでの実績、キャリアを尊重されることなく、幾度も同じことが繰り返される事につくづく嫌気がさしました。


  一律「ガラスビーズ」として、面倒な書類提出や、ちょっと学習すれば簡単な目利きなど容易であるのに、お客様に正当な原産地を提示することを怠るのはプロフェッショナルといえるでしょうか。
 原産地提示に制限を設けるなら、手順として募集前に書類提出や面接を準備するべきでしょう。
100人近い出展者の中には、ビーズの素性等わからなくても、出してもらえれば良いという方が少なくないでしょう。
作家の地位を自ら低くするような事が、タイトルを変えろと著作物を侵害するような事柄を産んでいくのだと思います。

百貨店催事には以前から思うところがありました。それに引き換え、3年半のショップは担当社員の方にも、スタッフにも、そしてお客様にも恵まれてたいへん幸せな時間だったと改めて思います。
 既に承諾してしまった6月18日からの大阪京阪百貨店の催事を最後に、大勢の販売会参加は終了します。

写真や映像よりはるかに美しい実際のヴェネツィアンビーズやその作品に触れていただく機会は、いずれ個展の形で 考えたいと思います。
 それまでは、Webショップを工夫して、少しずつでも、ヴェローナのビーズ、鷲見理恵の作品を信頼してくださる方にお届けしていきます。

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